日記

会社員の女

200521 筋トレと占い

同居人とYouTubeを見て筋トレをするようになった。突然だけど、わたしにとって筋トレといえば石井ゆかりさんである。

 

占星術師である石井さんのサイトの名前は、なぜか「筋トレ」。

よくよく見ていくと、「今日の占い」「週報」「月報」「年報」、さらに毎年の占い本に、有料サイトでの執筆……などなど、多様な占いコンテンツを出していて、さながら細かなものから大胆な動きまでを日々反復練習しているような…まさに「筋トレ」! といいたくなる、丁寧で詳細なコンテンツ群が揃っている。

 

昨日か一昨日か、その前か、石井さんがTwitterのアカウントを閉じた。

毎朝タイムラインに流れてくる今日の占いを見るのは数少ないルーティンの一つになっていた気がする。LINEアカウントを友達登録して、そちらで見ているから、今もまだまだ見れるんだけど。

「今日の占い」の内容はまさに「星を読む」というイメージで、占星術、占いという統計学の世界を、石井さんのならではの自由で美しい解釈で見せてくれる。実名アカウントの殺伐としたTLに流れくる小さな宝石みたいだった。

 

そういえば、占い、めっちゃ見る。

 

日々忙殺されながらも、週のうちに決まってやることといったら、日々石井ゆかりさんの「今日の占い」を見て、月曜の正午に「しいたけ占い」を見て、火曜の深夜か水曜に雑誌『an・an』の占いをコンビニで読むことだった。

 

この3つ、同じく星座占いなのに毛色が全く違って面白い。

石井ゆかりさんのものは伸びやかな解釈や星への愛を楽しむとしたら、しいたけ占いは(そもそも占星術じゃないので)心強くなる言葉を受けにいく感じ。an・anの占いは、ゴリゴリ占星術みたいなイメージで、なんか当たる気がする。言葉のイメージが強くて伝わる。

 

そういえば、会社に行かない=帰り道という概念の喪失なので、an・anはめっきり手に取らなくなったし、存在を忘れていたことに気づいた。

 

思い出したら読みたくなる占い。

 

一時期は本当に占いを読むのが楽しすぎる謎の会社員だった。不確かすぎて、疲れすぎて、誰かに励ましてもらったり、今週は大丈夫だよって思いたかった気がする。あと、起こりようのない刺激的なことに期待してみたり。

 

いまはなんだか、言葉は楽しめるけど占いに真剣になれないな。この心情、新型コロナをめぐるさまざまで変わったことの一つかもしれない。

 

明日はひょんなことでZoomの画面収録をせねば。不安が残る。