台風が過ぎ去って
日本各地に爪痕を残しながら消えた。東京の風が収まり始めた昨日の夜から救急車の音がよく聞こえる。地元も甚大な被害を受けているし、インフラ系、医療系、そして公務員の友人も寝る間を惜しんで働いていた。安全は誰かのおかげで生まれている。
台風が近づいて、一緒に住んでいる人が家中の窓を養生してくれた。そのおかげで窓際に寝ているわたしも安心して夜を明かした。
パンなども買い込んでいて、台風過ぎ去ったいまそのいくつかは残っている。備えあれば憂いなしとはよく言ったもんで、本当に憂いなどなく、台風の1日を過ごした。仕事の連絡などもなく、いつの休日より気分が落ち着いていて、1日は24時間あるということを久々に実感したのだ。
台風という、身の危険によってしか、心安らかな時間が与えられない状況に悲しくもなったけれど、災害について、こういうときの行動について、そして安らかな時間について考えられたのはよかったのかもしれない。
時間があるように感じて、こうやってブログなんて作ってしまったくらいだ。
とはいっても、まだまだ、たくさんの大変な気持ちを味わっている人がいる。なにをしてあげられるだろう。
自分にできることをしながら、この日常にすこし感謝したい気もする。
洗濯をしてご飯を食べよう。